さいたま市保育園連絡会

従来型の英語教育には限界がある!英語学習×エンターテインメントで楽しく学べる教材とは?
 日本の英語教育は長年「読み・書き」や受験対策に重点を置いてきたこともあり、「話す・聞く」が苦手な日本人がいまだに多いのが実情です。そこで注目されているのが就学前からの英語教育。株式会社サンリオでは 0 歳から始められる英語教材『サンリオ イングリッシュ マスター』の販売を開始しました。乳幼児期からの英語教育にはどんなメリットがあるのか、サンリオの教材からそれを探ってみることにしました。お話をしてくださったのはエデュテイメント事業部の太田誠二郎さんです(本文内敬称略)

『サンリオ イングリッシュ マスター』開発の経緯についてお教えください。

太田:当社はエンターテインメントの企業なので「楽しませる」ためのノウハウはあります。それを教育と組み合わせた「エデュテイメント」という新しいジャンルも手がけようとなったのです。従来、日本の教育は「押し付けられるもの」という傾向が強く、子どもたちにとっても「楽しくないもの」という印象があります。それをエンターテインメントの力で自然と学びたくなるもの、遊びがそのまま学びにもなるものにしようと考えました。その第1弾が、幼児向けの英語教材『サンリオ イングリッシュ マスター』です。

具体的にはどんな特徴があるのでしょうか。

太田:「英語を学ぶ」だけでなく「英語で学ぶ」という「W学習システム」を採用しています。英語でコミュニケーションを取ったり、考える力を養ったり、身体を動かすなど「英語で学ぶ」ことも重視しています。

「英語を学ぶ」と「英語で学ぶ」、両者はどう違うのでしょうか。

太田:「英語を学ぶ」では、英語のイントネーションや表現をリズムに合わせて学べる「チャンツ」という学習法を採用しています。
アルファベットや単語の意味、フレーズなどを学びます。「英語で学ぶ」では、英語でクイズに挑戦して考える力を養ったり、スポーツと英語を合わせた「スポグリッシュ」でスポーツを英語で学ぶプログラムもあります。これらふたつのコンテンツで英語の基礎を固めつつ、「知育」にもつながる内容になっています。

どんな教材があり、どう活用していくのでしょうか。

太田:教材は動画、絵本、ワークブック、玩具などで構成されています。大切なことは子どもが集中力を途切れさせず「楽しい」と思えることです。自分から積極的に学ぼうという気持ちにもつながります。
 また科学的知見に基づいて「エディ」と「ピタ」というキャラクターも開発しました。メインコンテンツである動画ではエディとピタが登場し、ふたりに楽しく導かれながら英語のさまざまなフレーズや生活習慣、知的好奇心を養う内容を英語でインプットしていくものになっています。
 幼児期は聴覚がもっとも敏感な時期で、聴いた音をそのまま発音できるといわれています。動画や連動する玩具にもさまざまなしかけを用意しているので、ネイティブのきれいな発音に接して、自然とアウトプットにつなげることができます。

保護者にもメリットはあるのでしょうか。

太田:最近はライフスタイルが多様化しており、共働きの家庭も増えて子どもに常に関わり続けることが難しいケースもあります。本教材は保護者の負担が少なく、子どもとの適切な関わり方ができる教材設計になっています。例えば動画の場合、保護者が忙しい平日は子どもがひとりで飽きずに見ることができる作りになっています。そして休日に保護者が子どもと一緒に楽しめるコンテンツを盛り込んでいます。子どもが平日にインプットしたものを、休日にクイズやカラオケなどで一緒にアウトプットできるのです。保護者にとっては子どもの成長を感じられて「すごいね」と褒めてあげることができ、子どももやる気につながります。また子どもと一緒に楽しむことで「自分も英語力が高まった」という保護者もいます。
――ありがとうございました。

おわりに

日本では「学習」と「遊び」は正反対のものとして区別しようという傾向があります。しかしそれは「勉強嫌い」の子どもを増やしてしまうことにもなります。両者を区別せず、うまく融合させることができれば、日本人の学力、英語力の育成に大きな効果が期待できるかもしれません。『サンリオ イングリッシュ マスター』がどんな英語力を持った子どもを育てていくか、今後も注目していきたいと思います。

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